Plum tree ブログ

父と娘の介護日記 今日は何があった?

恵方巻が食べたい

恵方巻は?と母が言った

前日まで明日のお昼は恵方巻買ってこようねと母に言った私。2月3日当日すっかりそのことを忘れていて、お昼はホタテ炊き込みご飯を仕込んで満足していた。恵方巻を食べる予定じゃなかったの?と母に言われ、ああそうだった!忘れていた!!夕食に間に合うように買ってくるねと出かけた。

 

いつも行かない近所にあるちょっと高価なスーパーに行った。今日は奮発するか~と勇んで入店すると、海老天巻き、牛肉巻きはある。だがお目当ての海鮮巻きが無い!海鮮巻きはありませんかと尋ねると「ご予約のみになります」だって。普通に店頭に並んでいると思っていたので、こっちがびっくりした。マグロが好きな父には海鮮巻きは外せない。車を10分ほど走らせ2軒目アタックである。ここで店売り海鮮巻きがないなんて考えられない。あった!でも、種類が有りすぎて選べない。お願いだから3択程度にして。母のリクエストのサラダ巻きと、悩みながら家族4人には足りるであろうボリュームの恵方巻を買った。

 

お待ちかねの夕食。おやつを食べたがる父を制して待ったかいがあったのか、父はとても美味しそうに食べていた。それを見て私も満足!来年は恵方巻予約するからね。

 

つづく

 

自分に贈りたいもの それは「時間」

「自分に贈りたいもの」それは「時間」です。

高齢者と同居して、介護問題に直面している人は皆さん自分の時間がないことでしょう。私も同様です。自分の時間が欲しい。ご飯作りに追われる毎日。一人でぶらっと外に出て、cafeにでも入ってゆっくりとコーヒーでも飲みたい。

 

いつかは自分も高齢者になる。そうはわかっているけれど、同じ話を繰り返す父には時々うんざりする。誰と誰が親戚で、また従兄は誰とか、そういうこと大事なことなんだろうか?私にはどうでもよいことだ。「老い」とは何なんだろう?ステキに年を重ねていく人がいる一方で、過去の話に遡っていく人がいる。健忘症だと受け止めて聞き流せば良いのかな。できない自分が辛い。

明日は明日の風が吹く・・・明日は楽しいことを考えることにしよう。


今週のお題」は自分に贈りたいものでした。

つかの間の癒し

温泉ポカポカ

やっぱり、冬は温泉にかぎる!

あったか~、ポカポカ~。冷え切った身体には一番の薬だわ。

○○温泉の総湯に行ってきました。

オミクロン株の感染が広まり、世の中はまん延防止等重点措置の適用となりました。

そんな中でお出かけしたのはやむを得ない理由があったからなのですが

せっかくここまで来たからには足湯でも・・・と思い足湯に入りました。

それなりに温かいのですが、時間もあることだし総湯に入っていこうかなと。

 

タオルも用意していなかったけれど、今時タオルは購入できるんですね。

券売機でフェイスタオルとバスタオルを購入して、いざゆかん。

脱衣場からあったか~。ウチとは大違い。入浴客はこんな時期なので10人もいない。

皆さん、しゃべらず笑わず、しーんとしていました。

露天風呂がある!でも、長居は無用。30分も経たないうちに温泉を後にしました。

 

帰りに、そばにあったケーキ屋さんでお土産のシュークリームを買いました。

時々食べたくなるんです、シュークリーム。身体が温まって疲れが取れたかな。

総湯巡り、はまってしまいそう。


つづく

運転免許証の返納

父、本日運転免許証を返納する

運転歴おそらく65年超の父が運転免許証を本日返納しました。大型2輪免許も持っていたなんて驚き。そういえば昔は2輪免許は今のような中型とか大型に分かれていなかったとか言っていたなあ。とりあえずは家族みんなが安堵しました。

 

高齢者が運転する車が、どこかに突っ込んだとか、誰かを巻き込んだとか、そういう事故が起こるたびに冷や冷やしている方は多いと思います。運転を辞めてくれない親を持った子供は本当に困っています。説得すれば辞めてくれるかといえば、そうではありません。あの手この手で反論してきます。高齢者の中では、まだ車の運転が出来るということが若さの象徴、つまりまだ自分は現役世代なんだというプライドのようになっています。「人に迷惑をかけてはいけない」それを自分にあてはめて、自分の運動能力、病気の進行具合を鑑みて判断して欲しい。神経痛でちょっと足が痛いことがあってという人は速攻運転を止めてください。事故で死亡者が出たらどうなりますか。命は取り返しがつきません。

 

さて、運転免許証を返納するとどういう特典があるか、お住いの市町村によって特典は異なると思いますが、ウチの市域では下記の特典がありました。

●○○市共通商品券 10,000円
WAONカード 10,000円(チャージ済)

これらはビール代金に換わるのではないか?という憂いもありますが、まあ有難い特典です。

 

運転免許証を返納した後、身分証明書的に使いたい方のために希望すれば運転経歴証明書を発行してもらうことができます。有料で1,100円かかります。申請する場所にもよりますが、私が行った警察署では即日交付ではなく翌日交付でした。取りに来るか、郵送(有料)か選べるそうです。また申請時に顔写真が必要なので、運転経歴証明書が必要な方はあらかじめ行く予定の警察署や運転免許センターに問い合わせされた方が良いと思います。私の行った警察署は顔写真を取る設備がありませんでした。そもそも運転経歴証明書なんて高齢の方に必要なのかな???と思いました。ウチの父は申請しませんでしたが運転免許証返納日から5年以内であれば申請できるそうです。

 

お住いの市町村によって異なりますが、タクシー助成券というものもあるようです。これは自動車免許を返納したからもらえる助成券というわけではなく、高齢者向けの福祉サービスとしておこなっているようです。申請しなければもらえないので、高齢者がご家族にいる方はお住いの市町村のHPなど確認して申請されるとよいです。こういう地域の福祉サービスについてはお付き合いが多い方などはコミュニティやサークルなどで情報を得ることができますが、活発に出歩かない方のご家庭では情報不足で知らなかったということになりがちです。今は市町村のHPでかなりの情報を知ることができるので検索することをお勧めします。残念ながら「知らないと損をする」そういう世の中なんですね。

つづく

 

 

 

コロナワクチン3回目の接種終わる

コロナワクチン3回目の接種

高齢者から始まるコロナワクチンの3回目の接種、ウチの両親は昨日接種しました。か

かりつけの内科医院で接種しましたが、帰宅後にもめてもめて、まあ大変。母によると

接種する時に医師に「アルコールは飲まれますか?ビール1日どのぐらい?2~3本飲

みますか?」と聞かれたそう。健忘症が進行しつつある父に代わって、母が飲んでも1

本ぐらいですと答えたという。母は1本と言ったのに、父は2~3本と言ったと帰宅後

大騒ぎ。母に悪態をつき、暴言が止まない。

 

翌日朝のこと、ビールを買ってこい!と母に朝からうるさく言い出した。冷蔵庫にビー

ルがあると、父は朝から飲みだす。私と母はビールを買うのをやめた。母も私も取り合

わなかった。すると「自分のお金を出す!」と寝室にいって僅かなお金を持ってきた。

根負けした母が兄に電話でビールを買ってきてと頼んでいた。

 

糖尿病患者は喉が渇くという。食事時に父は冷水をコップ3杯ほど飲む。暑かった夏に

はビールを1日4~5本飲んでいたこともある。ビールって、そんなに美味しい?一日

の疲れを取るなら1日1本で十分だと思うけれど。

 

ある時私は〇〇〇〇ーのノンアルコールビールを冷蔵庫に入れた。アルコールは入って

いないけれどビールと似たような価格である。これをもったいないかどうかは別として

商品パッケージがいかにもビール!という感じなので採用した。しかし、父はノンアル

コールと気付いたらしく、こんなもの飲めるか!と言って最初は飲まなかった。ところ

が翌朝キッチンには空き缶が出ており、ビールと同じような味だなあと言っていた。そ

のまま上手くいくかと思ったけれど、外出時にビールを飲んでからまたビール党になっ

てしまった。アルコール好きにはアルコールが入っていないことがすぐわかるらしい。

 

ビールを遠ざけるにはどうしたら良いのかな?ビールを買ってこいと騒ぐ父を何とかお

さめたい。

つづく


85歳、食欲旺盛!

父、切り餅を6個食べた

お正月の鏡餅(今は中に切り餅が個装で入っている)をぜんざいにして食べました。

父3個、母2個、自分2個、合計7個をオーブントースターで焼きました。

いまどきのサ〇〇の切り餅は、短時間でぷっくり美味しそうに焼けます。父はあっとい

う間に食べ終わり、まだ食べたいと言います。言い出すということを聞きません。残り

の人生あとどれだけお餅が食べれるんだ!と怒鳴りだします。お餅のカロリーは50gの

切り餅で120kcal、ご飯に換算すると1/2杯です。つまり父はご飯3杯分にあたるお餅

を食べたのです。ついでにいうと、あずきもそれなりに追加したので切り餅2個入りの

ぜんざいを3杯食べたことになります。85歳、まだまだいけます。

 

 

 

 

 

身体に優しい料理レシピ

大根きんぴら作り方

 

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大根きんぴら ゴマ油を入れて、この状態から炒めます

 

<材料>

・大根 細めのもの1/5本 短冊切り
・人参 1/3本 短冊切り

・薄揚げ 1/3枚 短冊切り(カットしてあるものでもよい)

<調味料>
ゴマ油 大1 炒める時に使用します
・酒、みりん、しょうゆ 各大1
・水 150ml
ほんだし 少々
・砂糖 小1

 

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10分ほど炒めます。このような色合いになれば完成!

 

このレシピは大根嫌いの父のために考えました。戦時中に大根飯をよく食べたということで父は大根の煮物が大嫌い。食べてくれません。大根はお味噌汁の具に入れると歯が悪い人でも噛めるほど食べやすくなります。人参の栄養素を吸収するには油と組み合わせることが一番良いと聞きます。油揚げは大豆からできているので、イソフラボンやカルシウムが摂取できます。

 

この大根は皮が赤色で、お漬物に入れてもカラフル。薄くスライスしてサラダに入れると食欲をそそります。今回は生の大根を使いましたが、切り干し大根を使ってもよいですね。切り干し大根は水で戻して使います。カルシウムが多い食品です。高齢になるとカルシウムが必要。切り干し大根は水を吸い込むので、水の量をもう少し増やして作ってください。薄味になっても、それなりに美味しくいただけます。


大根嫌いの父ですが、大根はこんな食べ方もあるのかーと食べてくれました。やれやれでした。大根やニンジンの皮はむかずにそのままカットします。その方が栄養素が摂れるからです。短時間でできる料理は非常に助かります。

 

そうだ、なぜゴマ油を使うのか?というと味に濃くがでるからです。サラダ油ではこうはいきません。浅漬けを作るとき、ゴマ油を少々垂らして漬けると濃くがでて美味しいですよ。

 

長時間調理する時間がないので、ぱぱっと出来る料理を時々ご紹介していきたいと思います。「元気で長生き!」そうなりたいものです。